北海道ブロック第一代表校   帯広市立帯広第四中学校 高畠 恵樹

 昨年度の恵庭全道において平成13年に続き二度目の全道優勝を果たし、札幌全中ベスト16となったメンバーからわずか一人しか変わっていない本チームは当然、北海道連覇と全中ベスト8以上を目標に昨年秋にスタートを切りました。スタメン5人中4人が残る布陣である為、それまで培ったバスケットボールスタイルをより強化するのが常套手段かもしれませんが、私はそう考えず、全く別のスタイルを創ることを決断しました。昨年度はチーム唯一の三年生であった反町(現、中村学園女子高)を軸にしたセンター中心の攻守スタイルを創りました。176?の反町の替わりは151?でしかも当時一年生でもあり、次年度の全道・全国を見通した時にチームの大改造は不可欠であると判断。全道大会までの約1年弱を全てスタイル改造に費やすと同時に選手層の薄さから選手ここのコンディショニングミスが命取りとなる為、実に苦悩の毎日を送りました。結果を言えば怪我の連続で新チームスタート以来、5人全員が元気にコートにたてたのは帯広全道が初めてでした。今だから言えますが、スタイル改造はスキル面以上にメンタル面で難しく、その必要性は本当に子供達に理解・納得させる為に道新人南北決戦を捨てました。チームが変わり始めました。

 第34回北海道大会最終日、奇しくもベスト4に残ったのは南北決戦とまったく同じ顔ぶれであり、1月の借りを返す絶好かつたった一度のチャンスでした。1年かけて培ってきたスタイル改造が徐々に形となって現れ、なんとか北海道二連覇、この4年間で3回目の北海道チャンピオン獲得となりました。

 平成16年8月18日。私にとって4回目の全国挑戦に出発。日本一の体育館である東京体育館で勝負しようを合い言葉にチームの士気は高まります。予選ブロック初戦、近畿代表奈良県香芝中に57−45で快勝。二戦目は九州チャンピオンの熊本県桜木中で57−66と完敗。なんとか二位通過で年連続決勝トーナメント進出を果たしました。この数年、特に女子の世界はリクルート校が全国的に増え、決勝Tともなれば常連校ばかりの戦いです。抽選の結果、対戦校は全日本Jr、監督でもある鷲野先生率いる愛知県大治中。エントリーを見るとスタメン中3人が170?以上、控えに180?台の選手までいました。うちはM・M、大治は2−2−1ゾーンプレスから1−3−1ゾーンでゲーム開始。オープンショットは作れてもアベレージが低く、逆に大治は圧倒的サイズの違いでファーストショットを落としてもORが拾え、9−18で1q終了。落ち着きを取り戻した2qは互角の12−12とし、1qの借金を残して折り返しました。3q、高さの違いがじわじわとゲームを支配し始めた為、DFをマッチアップ変則ゾーンに切り替え、挽回を試み、最終qから2−2−1ゾーンプレスも仕掛け、最大15点差を残り2分台で5点差まで追い上げ、更にブレークが出て逆転の流れとなりましたが、このショットが落ち、3点差になる所で7点差となってしまい、最終54−60と6点差で惜敗しました。有名校である大治中をあと一歩の所まで追い詰めることは出来ましたが、ベスト8の壁は厚く、昨年に続きベスト16で全中終了。1qのイージーショットミスによるビハインドが最後まで響いた事が悔やまれますが、圧倒的にサイズが劣っていてもゲーム内容、バスケットボールの質は全く負けておらず、ゲーム後、鷲野先生からの「凄いですね、凄いです!」の言葉や応援頂きました猪子石中/杉浦先生から「今日のすべてのゲームの中で最も良い試合でした、帯四中は素晴らしいね、胸を張って帰道下さい。今度是非練習ゲームをやろう!」のお言葉が心に残っています。普通の校区で170?台の選手に巡り会えるのは10〜15年に一人です。それが毎年複数いる有名校を破る為にはバスケットボールの質や完成度で勝つしかありません。大治戦までの890日間の勉強と努力、苦悩の日々は全国どこにも負けていない事が感じられました。

 最後に帯広全道開催において多大なるバックアップを賜り、全中も応援して頂きました北海道Jr連盟様に心から感謝し、ご報告させて頂きます。ありがとうございました。