「夢の舞台での挑戦を終えて」   滝川市立江陵中学校バスケットボール部監督 高杉 直人 

 全国中学校体育大会北海道大会に出場できたことを大変うれしく思うとともに得がたい経験をさせていただいたと思っております。合わせて、これまで戦ったチームの選手・監督の皆様、お世話になった各高等学校の選手・監督の皆様、協会・ジュニア連盟の方々や大会の運営に関わっていただいた皆様に厚くお礼申し上げます。目標とした決勝トーナメント進出は果たせませんでしたが、選手・スタッフともに心に残る夏をすごさせていただきました。

さて、各チームとも北海道大会・全国大会を勝ち抜くためにチームの課題を明確にし、それに対する具体的取組を講じていることと思います。まず滝川江陵中学校平成15年度チームの全国大会に向けた課題と具体的取組について3点から述べさせていただきます。

1.選手の目標設定をどうさせるか。

  目標の設定は選手に指針を与えます。当チームの選手たちは、ミニバス時に北海道大会ベスト8に終わり、悔しい想いをしていたので、入学時からその目標を全国大会出場としていたこと、空知大会において南幌中学校に勝たなければと切実に感じていたことから比較的スムーズにチームとしての目標が設定されました。『打倒南幌⇒全国大会』

2.自チームの高さをどう生かすか。

  これまで幾多の場面で高さが、選手個々の持久力や精神力不足を補ってきました。良い面を徹底的に伸ばす。このことは選手に自信とプレイの方向性を与えました。

オフェンスにおいては、センター・フォワード陣を生かすガードのポジショニングと3番、4番プレイヤーがインサイドとアウトサイドのバランスを考慮しプレイ展開することにポイントをおきました。ディフェンスにおいては、ゾーンディフェンスをチームのメインデイフェンスとし180センチクラスの3名の選手によるトライアングルを形成することによってリバウンドを自チームのものにすることを徹底させました。

3.選手の経験不足をどう補い、相手の戦術に対応できるチームにするか。

  この課題については、練習で選手にポイントを明確にさせるとともに、練習試合によって補うという考え方で取り組みました。その柱はプレスディフェンスへの対応と自チームにあった試合展開の構築としました。昨今、北海道外のチームとの交流をさせ経験を積ませるチームが多くありますが、当チームは条件がそろわず北海道外のチームとの交流がかなわなかったため、道内の高等学校にお願いし経験を積ませました。8校、のべ15回の御指導をいただきました。高さ、スピード、戦術に対する多くの経験を得、また、各校の監督の先生から多くの示唆をいただきました。

 最後に全国大会を振り返り、今後の課題となることを3点あげます。?全国大会においての明確な目標設定 ?北海道外のチームとの交流 ?チームサポート体制の確立

幸い、予選リーグで優勝校の藤田中学校、強豪校の美川中学校と戦うことができました。彼らの標的を捕らえる眼、勝負に対する執着心、経験を感じる試合展開を肌で感じさせていただきました。この3点も課題になるのではないかと思っております。

総じて、明確な目標と百戦錬磨。この2点を、夢の舞台で得た今後のチーム作りの大きな課題とし、さらに強いチーム作りを目指していきたいと思います。