「夢の続き・・・2003年」 札幌市立平岡緑中学校 秀 島 起 也
今年もこの原稿が書けるとは正直思っていませんでした。新チームを持ったとき,どこまで行けるか楽しみではあったが,ここまでやってくれるとは。昨年度先輩達が残した「全国3位」以上,「めざせ地元全中のメインコート」を合い言葉に練習に励んできました。今年も小柄な我がチームは速さをより追求し,チャンスを逃さずシュートを狙い,変幻自在なディフェンスで守り抜くスタイルで戦ってきました。岐阜の道外遠征でタフさも身につけました。岐阜の大会では,ベスト8にも入れず他ブロックのレベルの高さを見せつけられ子ども達の気持ちがぐっと引き締まり,その後の練習に熱が入ってきました。
昨年に引き続き,今回も札幌市の中体連大会よりプロのスポーツトレーナーにお願いし選手の体調管理,メンタルトレーニングを施していただきました。北海道大会からは,外部コーチという立場でベンチにも入っていただきたいへん心強かったです。 全国大会までの道のりはたいへん厳しい戦いの連続でした。思いがけないスターティングメンバーのケガにも見舞われ暗雲たなびくスタートでした。最初の予選清田地区大会の決勝戦,相手は清田中学校でした。前半のリードを守れず,終盤には追いつかれどちらが勝利してもおかしくない試合でした。札幌の全市大会決勝リーグ,厚別北・澄川戦も僅差の勝利でした。澄川中に勝利し開催地枠で全国出場が決まったときにはうれしさのあまり選手と抱き合い,「こんなに喜んでいる先生を見たのは初めてです。」と他校の先生に言われるほど喜びいっぱいでした。恵庭市で開催された北海道大会,どの試合も激戦でした。準決勝の帯広大空中との試合は忘れることができません。両チームとも力を出し切った試合だったと思います。決勝の滝川江陵中との試合も出だしリードを許し苦しい展開でした。両試合ともうちのキャプテンが殊勲選手でした。あの精神力にはコーチである私も脱帽です。岐阜の大会で相手のプレスに対しボールを運べず,試合後悔しさのあまり泣いていたあの子がここまで成長してくれるとは,本当に褒めてあげたい気持ちです。試合後の表彰式。彼らを体育館の片隅で見守っていたとき,彼らの姿がぼやけてきたことを思い出します。涙が溢れてきて止まりませんでした。
いよいよ地元札幌「きたえーる」での全国大会。入場行進での姿,ちょっと冷やっとしたキャプテンの選手宣誓。大応援団の中での試合。どれをとっても良い思い出です。地元の期待を感じながら選手共々プレッシャーはあったが,そのプレッシャーを楽しむこともできました。結果は,「ベスト8」でしたが学校の職員,保護者,先輩方,地域の方々,役員の皆様の熱い声援の中でプレイできたことは大きな財産になりました。選手の戦いぶりは私に多くの感動を与えてくれました。応援団からも感動をもらいました。きっと見ていた人も感動してくれたと思っています。そして,バスケットボールを愛する気持ちがますます強くなり,今年度も「信じて精進すれば報われる」これを実感できた忘れることのできない年になりました。次年度も「全道3連覇」「全国大会最終日」をめざし,心と体を鍛えさわやかなチームをつくっていきたいと思います。みなさん本当に応援ありがとうございました。